UE4でのゲームのパッケージ化
ゲームのパッケージ化をしていきましょう
今回は、プロジェクトのパッケージ化です。ゲームを配布する際には必ず行わなくてはいけない作業なのでまとめてみました。
パッケージ化は、締め切りまじかではなく定期的に行いエラーを取るようにしましょう。放っておくと大変なことに...
1. 下準備
前回同様「UE4_Study」プロジェクトを使用します。
2.書き出す前に...
まず、ドキュメントから「Unreal Projects」を開き「UE4_Study」を開きます。
そこに、「Build」というフォルダを作ってください。
次に、「Debug」というフォルダを作ってください。
これで、フォルダの準備は完了です。
3.プロジェクト設定
編集->プロジェクト設定を開きます。
開いたら、プロジェクト->パッケージ化をクリックしましょう。
いよいよ、設定を始めていきます。今回設定するのは2ヶ所です。
Project->Build Configurationの設定を「Development」にするか、
project->For Distributionにチェックを入れてください。
次に、
Project->FullRebuildのチェックを外してください。
※ゲームを頒布する場合は以下の設定に変更してください。
Project->Build Configurationの設定を「Shipping」にするか、
project->For Distributionのチェックを外してください。
次に、
Project->FullRebuildにチェックを入れてください。
4.ゲームのパッケージ化
いよいよパッケージ化です。
エディター左上のフォルダ->プロジェクトをパッケージ化->Windows->Windows(64ビット)をクリックします。
そして、先ほど作った「Debug」フォルダを選択します。
右下に以下の様なメッセージが出ると思います。アウトプットログを表示を選択するとパッケージ化の詳細が見れます。
無事にパッケージ化が完了すれば先ほど作った「Debug」フォルダ内にゲームがパッケージ化されていると思います。.exeファイルをダブルクリックすればゲームが開始されます。
5.エラーログについて
パッケージ化に際して、色々なエラーが発生します。今回はそのうちわかりにくいものを紹介します。
・Program.Main:ERROR:同じキーを持つアイテムが既に追加されています。
(Program.Main: ERROR: An item with the same key has already been added.)
このエラーは、以下の2つのパターンで起きることを確認しました。
1.プロジェクトを複製し、パッケージ化する。
2.プロジェクトをGoogle DriveやDropBoxなどで共有し、プロジェクトを作成したパソコンとは違うパソコンで編集し、もう一度プロジェクトを作成したパソコンでパッケージ化する。
解決法
1.現在のプロジェクトのバックアップを取ってください。
2.プロジェクトが保存されているフォルダを開き「Intermediate」を削除します。
ここまでで治らなければ
3.「Config」を削除します。
4.「Saved」を削除します。
これで、エラーが発生しないことを確認しました。
「Config」を削除すると、プロジェクト設定が初期化されますので、再度設定をしてください。